投資を行うのもフリーランスの資産運用には欠かせない時代ですが、新しい投資の形として「ミドルリスクミドルリターン投資」のFundsがインカムゲインを増やしてポートフォリオを形成したい個人事業主にもマッチしています。
インカムゲインは不労所得の性質を持ちますが、大きなリターンではなく安定的長期的なリターンにそのメリットがありますね。
そんなインカムのポートフォリオの代表は配当金や債権ですが、そこに加えて「貸付ファンド」という選択が手軽に行える時代がついに到来しました。
今回は、Fundsの利回りだけでなくリスクやメリットなどを探っていきたいと思います!
貸付ファンドFunds(ファンズ)とは?
「Funds」は貸付ファンドのオンラインマーケットとして、株式会社クラウドポートが立ち上げた金融サービスです。
基本概念は「事業資金を調達したい企業」と「個人」をつなぐサービスとなっており、一般的な株式とは違った魅力があります。
Fands(ファンズ)の大きな特徴は、利回りと運用期間が予定された商品から個人が選べるという事です。株式のように相場値動きに左右されるリスクがなく、予定利回り1.5~6%で企業に投資できる「個人向け社債」に近い投資となります。
市場で人気の社債は100億円規模の物でも即日完売が当たり前の世界です。そして、Fundsのスタートアップでもその注目度が伺えます。人気の銘柄では1分以内に募集金額に達しています。
貸付ファンドFunds(ファンズ)のメリットとは?
「Funds」の最も大きなメリットは、ミドルリスク・ミドルリターンの投資という部分です。
- 株やFX ⇒ ハイリスク・ハイリターン
- 定期預金や国債 ⇒ ローリスク・ローリターン
- 貸付ファンド ⇒ ミドルリスク・ミドルリターン
まさに元本割れリスクの大きさや低利回りへの不満のちょうど中心的な立ち位置と言えます。また運用期間があらかじめ予定されているので、投資計画も立てやすいのは、フリーランスや個人事業主のキャッシュフローにも大きなメリットとなります。
企業側も銀行を介さずに無担保で資金調達ができるというメリットが注目されており、堀江さんもこの勢い。
これ良さげ!ロケットの資金調達に使いたい
スマホで貸付ファンドに投資できるマーケットプレイス「Funds」をクラウドポートが公開 (TechCrunch Japan) – https://t.co/omZO8mHFQ5— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2019年1月8日
さらに、原則的に最低投資金額1円~という圧倒的手軽さに加えて定期預金なんかよりも高配当なのですから、Fundsの厳しい審査を通過して商品が増えるまでは競争率がかなり高くなる事が予想されますね。
私も堀江氏がロケットファンドで出資を募る時がくるのなら、是非投資できるように準備しておきます!
貸付ファンドFunds(ファンズ)の元本割れリスク
ファンド組成企業がデフォルトした場合
「ファンド組成企業がデフォルトするリスク」については、以下のような公式回答となっています。
万が一、ファンド組成企業に破産等の倒産手続開始の申立てが行われた場合、お客様の出資した元本に影響が及ぶ可能性があります。
ファンド組成企業の財産のうち精算の対象となるのは、お客様から受け入れた出資金で行った営業により取得した財産です。この清算対象財産を換金のうえ、お客様の出資比率に応じて分配を行います。
ただし、清算対象財産の限りで分配が行われるため、出資された元本は保証されません。
つまり、万が一デフォルトした場合には元本割れするという事です。
延滞や貸し倒れが発生した場合
「延滞や貸し倒れが発生した場合のリスク」については、以下のような公式回答となっています。
出資対象事業で利益が発生した場合、出資比率に応じてお客様に分配が行われますが、延滞や貸し倒れ等により損失が発生した場合も同様に、出資比率に応じてお客様に損失を負担して頂きます。
なお、お客様の損失負担は出資金の額が限度となるため、追加で送金をお願いすることはありません。
つまり、万が一貸し倒れが起きれば、元本割れするという事です。
クラウドポートには専属の有識者や弁護士が複数在籍という取り組みから見ても、運用体制には力を入れている様子ですが、投資にはリスクは付き物ですので、最終的に求められるのはクラウドポート株式会社に対する信用力と言えますね。
貸付ファンドFunds(ファンズ)の利益に税金は掛かるのか?
フリーランスにとっては確定申告は毎年行っているので、手間に対する疑問よりも、税金の扱いについて気になる方も多いと思います。
株式の特定口座のような仕組みは難しい反面、利益の分配時にはきちんと源泉徴収が行われます。
その為、サラリーマンの方など年間20万円以下の利益までなら申告は不要です。ええ、フリーランスには関係ありませんが。
しかし、源泉徴収されている為、Fundsの利益によって税金が上がる心配も軽減しますし、計算の手間もありません。利益として分配された金額をそのまま享受できるには嬉しいですね。
貸付ファンドFunds(ファンズ)の手数料
「Funds」のメリットがあっても手数料負けしてしまう事があっては台無しです。しかし、入金する際の振込手数料以外は全て無料という安心設定となっており、投資効率面もかなり優秀と言えます。
会員登録 | 無料 |
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口座開設・維持 | 無料 |
投資手数料 | 無料 |
デポジット口座への入金 | 振込手数料は自己負担 |
デポジット口座からの出金 | 無料 |
Funds(ファンズ)まとめ
「Funds」を検討できる理由としては、寝かせている資金があるならば大いに検討対象となる利回りの高さ、そして1円から投資できる手軽さも、これまでの個人向け社債のデメリットを払拭しています。
投資リスク観点では、相手企業がはっきりと見えた状態で選択できるので、投資前にきちんと納得のいくまで調べる事ができる点もクラウドファンディングなどと違い安心感は増します。
インカムゲインのポートフォリオにおすすめできる投資と言えます。
アイラブフリーランス!