個人事業主には株の特定口座(源泉徴収あり)がおすすめ!デメリットも知っておこう!


フリーランスが株の口座を作るなら特定口座(源泉徴収あり)がおすすめなのですが、そのメリットとデメリットをきちんと理解しておきたいと思います。

源泉徴収はいつのタイミングで行われているのかも気になるポイントですが、引かれた源泉徴収は、一般口座と比較して損をしていないかも気になる部分です。

今回は特定口座の源泉徴収あり・なしの比較から、一般口座との違いまでを一発で理解しておこうと思います!

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特定口座(源泉徴収あり)のメリット

よく証券会社の口座を作るときには、特定口座(源泉徴収あり)が初心者にはおすすめです!と聞きますが、具体的にどのようにメリットがあるのでしょうか?

  • 特定口座で株の利益が出ても自動で税金が引かれるので確定申告する必要がない
  • 確定申告をしたければする事もできる
  • 利益は事業所得と分離されるのでいくら儲けても所得には影響がない(確定申告なしの場合)

株で儲けても確定申告しなくてよい

特定口座(源泉徴収あり)ならば、株でどれだけ利益を出しても(1億円でも10億円でも)確定申告は不要です!

利益が出た時には、証券会社が代わりに税金分を源泉徴収してくれるので、利用者が税金を心配する必要がないのです。

手間を考えてみるとかなり大きなメリットと言える仕組みですね。

損が出たら確定申告できる

株は3年間の損失繰越の制度があります。特定口座(源泉徴収あり)にしていても、年間で損失が出てしまった時には、確定申告する事でこの制度を利用できます。

特定口座を複数保有している場合でも有効な手段なので、個人事業主だけでなく使い倒したい制度ですね。いや、もちろん損失は出ない方が良いですけども・・・特定口座でも損失繰越が出来るというのは大きなメリットです!

株の利益が所得にならない

通常税金は稼げば稼ぐほど納付する金額が増えていくものですよね。しかし、特定口座(源泉徴収あり)の口座での利益は分離して考えられるので「所得」に入りません。

株での利益が所得に入らないという事は、いくら利益が出ても、「所得によって変わってくる制度」にも影響しないという事です。例えば扶養や住民税などにも一切影響しません。

ただし、所得に入らないのは確定申告をしない場合に限りますので、特定口座(源泉徴収あり)で利益が出た時は基本的に確定申告しない方がお得という事ですね!

特定口座(源泉徴収あり)のデメリット

次は特定口座(源泉徴収あり)の注意点とデメリットです。少しだけですが覚えておいた方が良い部分がありますので見ていきましょう。

  • 小額の譲渡所得の場合、還付が受けられない。
  • 利益のある取引ごとに税金が即時引かれるので、その分の資金を運用に使用できない。

少額の利益にも税金が源泉徴収される

例えば、給与所得以外で年間20万円以下ならば、確定申告の必要はありませんが、特定口座(源泉徴収あり)の場合には、どれだけ少額でもきちんと源泉徴収されます。

しかも、余分に引かれてしまった税金の還付を受ける事もできません。

つまり、本来は確定申告が不要な金額までしか利益がないとしても、税金が引かれてしまうという事がデメリットという事ですね。

利益毎に源泉徴収されるので資金効率が悪い

取引毎に源泉徴収の計算が行われるので、その分の余力が引かれてしまいます。実質的に、次回の投資に使える金額が減ることになりますね。

一般口座や源泉徴収なしの場合なら、どれだけ利益が出ても、出た利益をそのまま再投資できます。

源泉徴収ありの場合だと源泉徴収された金額が余力になるので、資金効率が落ちる事になります。デイトレードや頻繁な売買を検討しているならばデメリットとなる部分です。

一般口座と源泉徴収なしの口座との違い

それでは、株の一般口座・源泉徴収なしの口座・源泉徴収ありの口座、比較をするとどんな部分が違うのかをザックリとまとめてみます。

  • 一般口座は、取引報告書から確定申告までを全て自分で行う口座
  • 特定口座(源泉徴収なし)は、取引報告書は証券会社が作ってくれるが、源泉徴収はされないので確定申告が必要な口座
  • 特定口座(源泉徴収あり)は、取引報告書は証券会社が作ってくれて、源泉徴収されるので確定申告も不要な口座
  確定申告 所得税
一般口座 必要 合計所得金額に含める
特定口座 源泉徴収なし 必要 合計所得金額に含める
特定口座 源泉徴収あり 申告した場合 合計所得金額に含める
特定口座 源泉徴収あり 申告しない場合 合計所得金額に含めない

個人事業主やフリーランスが株の口座を作成する時に源泉徴収ありの口座をおすすめできる理由は、確定申告の事を考えなくてよいという部分が一番のメリットとなっています。

特定口座の源泉徴収ありはいつ引かれる?

証券会社によって多少異なりますが、利益が出た時に同時に源泉徴収されます。そして、その後損失があった場合には徴収額の再計算が行われて、口座に還付が行われます。

私が利用している楽天証券の源泉徴収ありの口座では以下のようになっています。

源泉徴収・還付・税務署への納付方法
取引の都度、利益が出ていれば、所得税と住民税を源泉徴収し、 損失であれば還付がおこなわれます。証券会社からは1年に1回税務署に納付します。

全て自動で処理されるので、ほとんどの場合意識しないで利用できてしまうと思いますが、買付余力の変動が細かく行われるので「いつ源泉徴収されている?」とわからなくなってしまいますよね。
そんな場合でもヘルプの充実証券会社ならば安心して利用できます。

源泉徴収あり・なしを切り替える方法

証券会社によって手続き方法は変わってくると思いますが、楽天証券の場合ならWEB上から変更できますね。

「源泉徴収あり」→「源泉徴収なし」
「源泉徴収なし」→「源泉徴収あり」
源泉徴収区分を変更なさりたい方は、弊社ウェブページログイン後、「設定・変更」→「お客様情報一覧」→「特定口座・源泉徴収」よりお手続きいただけます。

私は最初なにも知らずに源泉徴収なしで口座を作成してしまったので、この手続きが簡単なのには助けられました。

特定口座の源泉徴収の切り替えはできるという事なので、変更したくなってから変えても大丈夫です。

まとめ

もしも一般口座での運用をする場合には、所得になって翌年の国保や住民税などに影響してきます。扶養の対象から外れてしまったり、所得との合算で税金が上がりすぎたというトラブルもありますので、よくわからない場合には必ず特定口座の源泉徴収ありを選ぶようにしましょう!というお話でした。

特に個人事業主やフリーランスにとっては、確定申告の負担を減らせるという意味でも、「あり」と「なし」の選択を間違えないようにしたいですね。

アイラブフリーランス!

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