個人事業税とは「個人事業主の皆さん、活動時に道路や橋などの公共施設を利用していますので、行政経費を一部負担してください。」という税金です。
そんな個人事業税はいつ払うのか?というのが心配ですよね。さらには、どこで払うのか?いくら払うのか?などなど等疑問点は多いと思います。
今回は個人事業税の納付から経費にするまでの過程をおさらいしましょう!
個人事業税はいつ払う?
個人事業税の納税は8月と11月の2回に分けて納めます。
8月に都道府県から個人事業税の通知書と二期分の納付書があるので、それを利用して納付しましょう。特定の地域だと一括納付と二期納付の選択ができる地域もありますよ!
個人事業税はどこで払う?
個人事業税の納付場所は、他の税金が支払える場所とほとんど同じです。
- 公金収納対応の銀行
- 郵便局窓口
- コンビニ(30万円以下)
【裏技】電子マネーで支払う
個人事業税をコンビニ払いする時に、セブンイレブンのnanacoを利用するとクレジットカードポイントを貯められます。
- nanacoのチャージでもポイントが貯まるクレジットカードを用意する
- そのクレジットカードからnanacoにチャージする
- nanacoを利用して個人事業税を支払う
nanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードは多くありません!
- 利用可 楽天カード(JCBのみ)
- 利用可 Yahoo!JAPANカード
- 利用可 リクルートカード
- 利用不可
JALカード - 利用不可
ANAカード - 利用不可
セブンカード(プラス以外) - 利用不可
アイワイカード - 利用不可
REXカード - 利用不可
エクストリームカード - 利用不可
リーダーズカード
nanacoは上限5万円までですが、センター預かり分を合わせて10万円まで支払いに利用できます。
- 1日目にnanacoを5万円までチャージしてセブンイレブンでマネー残高に移す
- 2日目にセンター預かり分を5万円までチャージする
- nanacoを利用して個人事業税を払う時に5万円づつ利用をお願いする
チャージできるのが1日に3回までで、1回のチャージ上限が29,000円です。センター預かり分と合わせて10万円にするには準備期間で1日掛かりますが、10万円分はクレジットカードのポイントが貯まります!
個人事業税はいくら払う?
個人事業税の計算方法は以下です。
所得から専従者への給与支払額と事業主控除を引いて業種に沿った税率を用いて計算します。詳しく見てみましょう。
個人事業税の控除
個人事業税には、基礎控除や青色申告特別控除が適用されませんが、事業主控除290万円があります。
さらに、損失の繰越控除があり、青色申告で赤字を申告した場合に繰り越して控除される物です。
個人事業税の税率
個人事業税の税率は業種によって異なります。その税率は3%〜5%と変動するので、自分の業種で税率を調べておく必要があります。
代表的な法定業種と個人事業税率
区分 | 税率 | 事業内容 |
---|---|---|
第1種事業 | 5% | 物販販売業・飲食店業・製造業・印刷業・運送業など |
第2種事業 | 4% | 畜産業・水産業・薪炭製造業 |
第3種事業 | 5% | 医業・薬剤師業・税理士業・デザイン業・コンサルタント業など |
第3種事業 | 3% | あんま・マッサージ又は指圧・はり・きゅう・柔道整復など |
ブロガーやアフィリエイター等のネットビジネスに関わる業種は第一種に分類されることが多いですね。
個人事業税の計算例
収入500万円で経費が100万円のデザイン業の個人事業主の場合を例に見てみましょう。
この場合は個人事業税は20万円という事になりますね。この20万円を年に2回に分けて納付します。
個人事業税を経費にする時の仕訳は?
個人事業税は「租税公課」として経費に計上することができます。
個人事業税が経費と認められるのは、事業を行っている上で必要な物だからですね。他にも不動産所得でも発生した個人事業税は、「不動産所得の必要経費」として算出できることも覚えておきましょう。
まとめ
意外と多いのが、個人事業税が経費になると知らない人です。個人事業税は、事業の所得が290万円以上になると必ず納める税金なので、きちんと経費にしていかないと損をしてしまいます。
自分の営む事業の内容によっても税率が変わるので、所得が増えて初めての個人事業税の年には早めに確認しておくと焦らずに済みますね!
アイラブフリーランス!