確定申告の期限が過ぎて遅れた場合はどうなるのか?青色申告も影響!


もしも確定申告や青色申告の期限に間に合わなくて遅れてしまった場合、どうなるのか気になる所ですね。自分で気付いて遅れて確定申告をする事を「期限後申告」と言われます。

じゃあ実際に期限後申告をするとどんな罰則やペナルティがあるのでしょうか?さすがに期限をきちんと守った人と同じ扱いになる事は諦めるにしても、どの程度の物なのかを調べてみました。

確定申告や青色申告で期限が過ぎてしまう事のデメリットを把握しておきたいと思います。

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確定申告の期限が過ぎても提出できる!

まずは、確定申告の期限が過ぎてしまったからといって諦めるのは絶対にダメです。

提出期限が過ぎてしまっても、いつでも税務署に申告書の提出が可能です。その時の受理は「期限後申告」という取扱になります。

確定申告を忘れていた事に気付いたらすぐに申告書の提出をして、その場で所得税などがある場合は納付しましょう!

「あれ?いつでも提出できるなら期限なんて守る必要ないじゃん!」

というわけにはいきませんでした。期限後申告の場合だと罰則やペナルティがあって、デメリットしかありません!

期限後申告の罰則とペナルティ

確定申告の期限を過ぎてしまった時の罰則とペナルティを見てみましょう。青色申告の方にも影響するので知れば知るほど期限を守らないデメリットが浮き彫りになりました。

青色申告65万円控除が受けられない

青色申告の最大のメリットである青色申告65万円控除が受けられなくなってしまいます!どれだけ頑張って作成した帳簿があっても受けられません。

雨の日も風の日の仕訳や記帳に励んだあの日の苦労は報われません。期限を守った人だけに与えられる最大の賛美なのです!

…ただし、基礎控除10万円は受けられます。

記帳が大変で期限に間に合わない時こそクラウド会計が圧倒的だよ!

赤字の繰越はできる?

過去には期限後申告では青色申告の赤字の繰越ができなかったのですが、現在の条件は「連続して確定申告書を提出している場合」となっています。

つまり、繰越控除を受ける場合には期限後申告でも間を開けずに確定申告を行っている事が条件という事ですね。

赤字だから確定申告しなくてもいいと考えていると大きな損失に繋がるのできちんと確定申告していた方が絶対に良いです。

無申告加算税

もともとの税金にプラスして「無申告加算税」というペナルティがあります。無申告加算税の税率は「指摘されて申告した場合」と「自主的に申告した場合」で税率が大きく変わります。

自主的に申告した時の無申告加算税

自発的に期限後申告をした場合には納税金額の5%が無申告加算税となります。

納税額80万円の場合
80万円 × 5% = 40,000円

さらに以下の条件に当てはまった場合には無申告加算税は掛かりません。

1 その期限後申告が、法定申告期限から1月以内に自主的に行われていること。
2 期限内申告をする意思があったと認められる一定の場合に該当すること。
なお、一定の場合とは、次の(1)及び(2)のいずれにも該当する場合をいいます。
(1) その期限後申告に係る納付すべき税額の全額を法定納期限(口座振替納付の手続をした場合は期限後申告書を提出した日)までに納付していること。
(2) その期限後申告書を提出した日の前日から起算して5年前までの間に、無申告加算税又は重加算税を課されたことがなく、かつ、期限内申告をする意思があったと認められる場合の無申告加算税の不適用を受けていないこと。

税務署に指摘された時の無申告加算税

税務調査などで税務署から指摘や注意をされて期限後申告を行った場合には納税金額50万円の部分まで15%、51万円以上の部分から20%の無申告加算税がかかります。

納税額80万円の場合
(50万円 × 15%) + (30万円 × 20%) = 135,000円
同じ納税額80万円だった例をみても、自主的に期限後申告を行った方が95,000円も少なくて済みます。確定申告や青色申告を忘れていた場合でも気付いたら一日も早く申告した方がいいですね。

延滞税

延滞税はそのままの意味で伝わると思います。延滞金です。「遅れて申し訳ありませんでした代」のような物ですよね。延滞税の計算期間は提出期限日の翌日から期限後申告を行う日(完納日)まで発生します。

延滞税の場合も軽減措置の一環だと思いますが「2ヶ月以内に納める場合」と「2ヶ月過ぎて納める場合」で税率が大きく変わってしまいます。

平成26年1月1日以後の期間に対応する延滞税の割合
1 納期限(※)までの期間及び納期限の翌日から2月を経過する日までの期間については、年「7.3%」と「特例基準割合+1%」のいずれか低い割合
2 納期限の翌日から2月を経過する日の翌日以後については、年「14.6%」と「特例基準割合+7.3%」のいずれか低い割合

延滞税の計算方法

2ヶ月以内に納付した場合
納付税額 × 税率 × 延滞日数 ÷ 365 = 延滞税
2ヶ月以上経過して納付した場合
(納付税額 × 税率 × 2ヶ月分日数 ÷ 365)+(納付税額 × 税率 × 2ヶ月経過日数 ÷ 365) = 延滞税

もっとも新しい延滞税率の情報は国税庁のホームページを確認した方が早いです。延滞税の計算を行えるフォームも用意されています。

確定申告にギリギリの時の裏技

郵送で確定申告をする方法だと夜間窓口のある郵便局で15日深夜の消印をゲットできる時間までが最終リミットと言えます。お役所の受付時間を考えると数時間の延命ですが、なんとか間に合う可能性がある人はこういった手段もあると覚えていると助かる日があるかもしれません。

さらに税務署に設置された投函箱がある場合には、期限日翌日の開庁時間前までに投函する事でギリギリ間に合ったというケースもあります。が、これは管轄の税務署の判断ではアウトになる可能性もあるので、そんなギリギリの確定申告にならないようにする事が重要ですよね。

さらに、修正申告を前提としてとりあえず郵送してしまう方法もあるそうです。期限内申告の恩恵は受けられるものの、間違った内容を郵送してしまうわけなので、管轄の税務署によっては対応も大きく変わってくるはずです。もちろん間違った書類の受け取りを税務署は拒否することもできます。

そこまで確定申告の期限を守ろうとする姿勢が評価されればいいですが、最終手段の最終手段だと考えるぐらいがちょうどいいと思います!

まとめ

何はともあれ、フリーランスの方は確定申告を受付開始日にきっちり提出できるような健全な生き方を選択してくれることを願います。はい。自分に言い聞かせています。

受けられる制度や、控除などの恩恵は堂々と胸をはって頂きましょう。裏技のような生き方はいつか痛い目をみるかもしれません。

今回はフリーランスの確定申告と青色申告が間に合わなかった場合のお話と、罰則についてでした。

アイラブフリーランス!

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