個人事業主やフリーランスが独立したり開業して起業するぞという時にまず必要となるのは「名刺」です。これからの個人ビジネスの幅を広げる為にも名刺は欠かせないですよね。
今回は名刺を作る時のサンプル例から名刺デザイン、肩書きの選び方、屋号の使い方、さらに、自営業だと住所や連絡先の個人情報をどこまで書くのか迷ってしまう疑問まで。
個人事業主目線で名刺を徹底的に考えてみました!
個人事業主が名刺に書く個人情報
個人事業主として名刺に書ける情報リストは大体の人が以下に落ち着くと思います。連絡先の交換の意味合いもありますが、名刺は「私はこういう者です」という役割が第一ですね。
- 屋号
- 肩書き(役職・職種)
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- ホームページ
- SNS(LINE twitte facebook)
この他にも業種によっては「営業時間」「保有資格」「実績紹介」などの宣伝も兼ねる事ができますね。
次に、名刺に肩書きを入れる時について考えてみます。肩書きの考え方としては3つ存在します。役職・業種・どちらも載せるというパターンですね。
名刺の肩書きに役職を入れる参考例
- 代表
- 経営責任者
- CEO(最高経営責任者)
- 事務局長
- 店長
- 所長
名刺の肩書きに業種を入れる参考例
- デザイナー
- イラストレーター
- エンジニア
- カメラマン
- プログラマー
- コンサルタント
- 弁護士
- 税理士
- 司法書士
- Youtuber
- ネイリスト
- ライター
個人事業主の名刺に住所は不要
さて、ここで個人事業主として心配になるのは、住所を書いても大丈夫かという問題ですね。店舗を構える自営業ならば住所は必須ですが、WEB系デザイナーなどの職種にとっては「住所は自宅」です。
名刺に自宅住所を記入してしまうと「Googleマップですぐに建物の外観まで特定できてしまう時代」なので、リスクがあります。というか、個人情報が記載された名刺一枚あれば、ほとんどの事は誰でも調べる事ができてしまいますからね。
どうしても住所が必要だけど書きたくないという場合には、レンタルオフィスやバーチャルオフィスで、住所貸出だけでなく荷物受取や転送電話まで任せてしまえば超絶便利だと思います。
住所貸し
法人登記や支店登記、開業届出、DMの発送元住所、名刺やWebサイト等にて利用可能な住所をご提供致します。
荷物の受取・転送・引き渡し
ご登録頂いた名称の宛名荷物をお客様に代わって受取ります。受取後、1営業日中に店舗にて管理システムへ荷物情報を登録致します。お客様の設定に応じて、荷物到着通知がメール配信されます。荷物の受取方法は、「店舗引取」と「郵送転送」の2種類があります。
参考 Karigo 日本最大級のバーチャルオフィス
名刺に住所を書く時の注意点
名刺に住所を載せない時だと懸念されるのは「どこで活動している人なの?」という相手への不信感です。
インターネットがあればどこでも仕事できます!だったり、日本中どこでもお仕事承ります!という職種なら不要ですが、活動拠点がわかるようにしておく事はビジネスに繋がる糸口にもなります。
最低限、都道府県や市区町村が入っていた方が良いかもしれません。自分の仕事スタイルを考えて決めたい所ですね。
個人事業主の名刺に電話番号は不要
さらに、個人事業主の名刺の中では電話番号の記載をするのも考えておかないといけません。事業用の電話番号がないという場合には、プライベートの携帯電話か自宅の固定電話の番号を記載する事になると思います。
家族と同居している場合や女性の一人暮らしでは、とにかく注意しておいた方がいいです。聞かれてから教えても全然間に合いますし。
ただし、電話番号も記載していない名刺では信用が…という業種の場合には対処方法として2つあります。
事業用電話番号を取得してしまう方法
一つ目は事業用に電話番号を取得してしまう事です。私が利用する楽天モバイルを例にみてみると、完全定額使い放題で保有できる上に、外出先でテザリングとしてもネットが使い放題で仕事が可能です。(楽天モバイル:料金ページ)。
単純に番号だけあればいいのならば050番も検討できますが、固定電話に比べてもスマホが2台あるのはメリットだらけなので、名刺の電話番号問題以外にもおすすめですよ。
名刺を複数用意する方法
二つ目は、「電話番号を記載した名刺」と「電話番号を記載しない名刺」の2パターンを保有しておく方法です。
私は住所と電話番号を記載したA級名刺と、住所のみ伏せたB級名刺と、メールアドレスのみ記載したC級名刺を用意しています。ぶっちゃけランク毎に名刺の紙質も変えています。これはコストを考えても一番応用できる方法だと思います。
例えば最安の「プリスタ。」なら100枚刷っても140円~です。無料テンプレのクオリティや品揃えなら「ラクスル」で間違いないです。
紙選びで迷ったらワンランク上を選ぶと大体幸せになれますよ。ちょっと遊び心で個人事業用のTシャツやのれんを作りたいなんていう場合でも、印刷なら全般極めてる「ラクスル」がとにかくすごいです。コスパ&クオリティも◎なのでイチオシです。
個人情報ありなし名刺のサンプル例
最後に、個人事業主の名刺で住所や電話番号を省いた名刺サンプルを見て、どんな仕上がりになるかを想像してみて下さい。わかりやすいように装飾はなしですが、住所や電話番号を省略してもデザイン的な意味では、スタイリッシュな印象に仕上がると思います。
名刺のデザインを依頼すると数万円も当たり前ですが、「ココナラ」なら個人のデザイナーに直接依頼できる上に500円~という裏技もあります。
まとめ
個人事業主とフリーランスの名刺の悩みである「肩書き・住所・電話番号」の注意点をまとめてみました。名刺サンプルも用意したので仕上がり予測に使ってみて下さい!
個人的におすすめの名刺印刷は「プリスタ。」か「ラクスル」がおすすめです。高品質な紙も沢山用意されているので悩むと思いますよ。
事業用の名刺ができたら「屋号付の事業用口座」も作っておくことを忘れないようにしましょう!
アイラブフリーランス!