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住む場所で「年収」がなぜ決まる?その理由から学ぶ移住という選択

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住む場所と年収の因果関係が見直されています。私はフリーランスなので住む場所を決める方法にしがらみはありません。でも、どこに住んでもよいと言われると「どこに住めばいいのかわからない」という状況になるのが人間という物です。

色々な町を見てきましたが特別「お金持ちが集まる町」というのもあります。でも、ある本によると、「年収が上がるから良い場所に住める」のではなく「住む場所で年収が変わる」というのです。

もしもこれが本当なら、稼ぎたい人こそまず「住む場所の決め方」を学ぶべきなのだと思いました。住む場所な年収に与える影響と年収が変わる理由を考察してみたいと思います。

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年収は住む場所で決まるのか?

色々なメディアで話題の「年収は住むところで決まる」というお話。その理論の火付け役は『年収は「住むところ」で決まる』という本を執筆した経済学者。

まずは事実として「ある都市にイノベーション業界の人が1人やってくるとサービス業界の雇用が5件増える」ということが判明しています。

そして要点だけ言うならば、「あなたのスキルが高まるよりも、どこに住んでいるかのほうが給料が左右される」というちょっと悲しい事実も紐解かれています。

では、住むところがどれだけ重要なのか見ていきましょう。

年収が多いから良い場所に住めるんじゃないの?

年収が高いから良い場所に住むわけで、住む場所で年収が変わるとは思えないという意見も多いのではないでしょうか?しかしこの本を読んでいて様々なデータを見ていると、納得をしてしまうような興味深いデータが多いです。

その中の一つに「都市を発展順でランク付けした場合、上位の都市に住む高卒者は、下位の都市に住む大卒者よりも年収が高い」というデータがあります。これが事実であれば、学歴に磨きを掛けるのではなく、住む場所を変えるだけで年収が上がるということになります。

例えばジム通いを検討している人が、「ジムにいける体になってから行こう」と考える発想は愚かです。その間にジムに通えばもっと早く効率的に理想を手に入れる事ができるわけですからね。

つまり、年収を上げたい人が、年収の上げ方を学んでから実行するよりも、年収を上げる影響がもらえる「環境」を手に入れたほうが圧倒的に早いというわけです。その一番簡単で効果的な方法こそ住む場所の決め方なのだという事ではないでしょうか。

例えばどんな場所?

冒頭でもご紹介したように、イノベーション業界の1人が住むことで生まれる5人の雇用という例で見ていきましょう。

アップルがクパティーノ本社で雇用しているのは1万2000人だが、その雇用はさらなる6万人以上の雇用(アップルの訴訟を扱う弁護士、社員の健康を守る医師、住宅の修理人など)を地域にもたらしている

これは、IT革命によって雇用が失われるという議論に終止符を打っているような見解ですね。

ピンポイントで見るとハイテク産業の進化は人間を必要としなくなる傾向にありますが、その減った雇用以上に新たな雇用を生み出しているということになります。

ここでイノベーション業界を的にしているのは、他の産業に比べてもっとも顕著に雇用を生み出す産業であるからです。

雇用が生み出される地域

結果的には雇用がある地域の経済回転率は高くなるので、一人あたりの年収も上がるし、よいサービスや店舗がどんどん誘致されて、さらに経済が成長していくのだと思います。

フリーランスで生きていると住む場所というのは本当の意味で自由。それは「ネットがあればできる仕事」を選択した自分の特権のはず。なのに、頭が固くなるとなぜか縛られる事も多い。

仕事がないという状況に対して直接的に住む場所が影響しているのかと言うと、「しているのかもしれない」としか言えないけど、確実に住む場所で幸福度は変わるのはたしか。

イノベーション産業とは?

そもそもイノベーション産業とは一体どんな産業なのでしょうか?

イノベーションとは、技術革新を指す言葉です。世の中が便利になるのはイノベーション産業のおかげだと言えますね。近い未来に自動車が自動運転になるかもしれません。ロボットがロボットを設計する日がくるかもしれません。

もちろんハイテクな分野だけでなく、汗をかきにくい生地の開発だって全てイノベーション産業と言えます。こういった産業はなぜか近隣に集まる傾向があり「○○の町」といった密集現象が起きます。

さらに、給料が高い傾向からその土地のサービス業を潤わせる効果を持っています。学びごとや娯楽施設などの利用にも惜しみなく消費できる水準といえます。

まとめ

紹介したポイントはごく一部であり、この本の分析はかなり深い部分にまで切り込んでいます。地域格差と呼ばれる問題では、イノベーション産業が大きく影響していたり、平均寿命にまで影響しているという事実も紹介されています。

年収という興味を引くタイトルを抜きに考えても、経済の流れや雇用の生まれ方、イノベーションの生み出すさらなる価値といった学ぶポイントが多かった一冊です。これを読んで生き方が変わる人も多いのではないでしょうか?

私は今まで「ロボットにもできる仕事はいずれ消えていく」と思っていましたが、とんでもない。「そのロボットを作る地域の雇用は5倍にもなる」という事実に衝撃を覚えました。

私は住む場所を決める時に「居心地の良い場所」という部分だけは譲れませんが。

アイラブフリーランス!

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