やよいの青色申告で次年度への繰越処理を行う方法と、前年もしくは前々年の仕訳を間違えてしまった時の修正方法です。
会計ソフトなので、過去の仕訳を修正すると翌年へ自動で残高等が引き継がれますが、修正した場合等は操作上の注意点の他に修正申告が必要になるような修正もありますので、ポイントとなる項目をきちんとおさえておきましょう。
また、繰越処理や修正を行う前にはバックアップを一度とっておく事も忘れずに操作しましょう!
やよいの青色申告の次年度繰越する方法
この時に繰越前と繰越後の年度が間違っていないかをきちんと確認します。繰越前のデータバックアップの保存先とファイル名を指定します。
繰越実行が完了すると、前年度の残高などが反映されます。また、作業に必要のない年度データがアーカイブされますので、利用し続けてソフトが重くなることもないですよ!
「繰越処理」と「次年度更新」の違い
繰越処理と似た機能で「次年度更新」機能がありますが、これは繰越処理をした後、前年分の仕訳を修正した時などに今期分に反映(更新)する機能になっています。
期首残高等、数字が合わない時に前年のミスのケースが多いですね。
やよい青色申告で前年度の仕訳を修正する
前年度の仕訳データを修正する場合には、切り替える年度を間違えないように注意しながら操作しましょう。
- クイックナビゲータの[事業所データ]から[年度切替]を選択します。
- 対象年度に切り替えて修正します。
- クイックナビゲータの[事業所データ]から[次年度更新]を選択します。
- 本年度に切り替わるので修正箇所を確認して終了です。
前々年と前年を修正する
もしも前々年から修正を行う場合には、まず前々年を修正し、次年度更新をします。そして前年を修正して、次年繰越を行うことで本年に反映されます。
なぜこのような手順なのかと言うと、一箇所の数字の変更を引き渡せるのは翌年のみなので、前々年の一箇所の修正だけでは本年に反映することができない為です。
修正申告が必要なケース
仕訳項目のミスなどならば、1月1日付で修正処理を行えば問題ありません。振替伝票で摘要を「前年仕訳錯誤の修正分」としましょう。
万が一、確定申告後で所得に影響が出てしまいそうな修正の場合には修正申告が必要になります。
修正申告で税金が増えるケースの場合には延滞税がかかります。税金の確定金額に100円未満の端数があるときと、延滞税の額の金額が1000円未満のときには端数やその全額を切り捨てて計算します。
少額の場合には、早めの修正申告で大きな延滞税にならなら仕組みになっているので、手続きが面倒でも早めに行いましょう!
まとめ
会計ソフトを利用すると簡単に翌年への繰越などができてしまいますので、小さなミスを残したまま繰越してしまって、どうしていいかわかない!という時でも落ち着いて次年度更新すれば問題ありません。
一番の注意点は「所得が変わってしまうような修正の場合」なのでそこにだけ注意して会計処理を行っていきましょう!
アイラブフリーランス!