自営業はふるさと納税の限度額に注意!

フリーランス(自営業)10年目から伝えたいメリットとデメリットを比較してみる

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会社員から自営業(フリーランス・個人事業主)になろうと考えて、夢や希望でいっぱいだったあの頃。「自営業は大変だ」というデメリットの意見は多く聞くけど、「自営業は自由だ」というメリットの意見だって沢山あります。

会社員から自営業になる上で、知っておくべき、自営業のメリットとデメリットをまとめてみました。を知っておきましょう。フリーランスとして仕事をするのは自由

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フリーランス(自営業)のデメリット

確定申告が大変

自営業にとっては一年に一度の大イベントとも言える確定申告があります。青色申告の帳簿を作るだけでも一苦労なのに、領収書などの書類との格闘がをする事になります。

特に自営業になりたての時には慣れていないので、わからない事だらけで苦労しました。課税所得って何?控除って何?という具合ですね。

最近では会計ソフトもインストール型からクラウド型に移行したりして、随分と手軽になってきたので、慣れれば1日で終わるケースもありますね。ブロガーやアフィリエイターで自営業になった場合には仕訳も多くない業種なので、かなり楽です。

収入が不安定

簡単に言うと収入が多い月と少ない月があるという事です。これは実際に体験しないと伝わらないほど精神的には辛い部分であったりします。様々な要因で、昨日まであった収入が明日にはなくなる可能性がある。という状況を生きていく事に耐えられる精神力が求められます。

ただし会社員と違って、自営業の場合には月収が来月は1億円になっている可能性があるので、自営業という物を楽しめる性格ならばデメリットよりもメリットに感じるかもしれません。

社会保険がない

自営業は基本的に国民健康保険(国保)への加入になります。会社員と違って会社が負担してくれる部分がないので、全額を自分で支払っていく必要があり、国保が高いという悲鳴に変わるわけですね。

国保加入者同士で助け合う仕組みになっているのですが、高所得者になると法人化したりと国保加入から抜けてしまう現状がります。すると国保加入者の平均所得が下がって一人あたりの負担が大きくなってしまうという現状になっています。

国保加入者の世帯平均所得は約160万円とも言われていて水準が低い傾向にあるよ!

全てが自己責任

「大丈夫ですか?」と気にしてもらえるのは会社員の内だけです。自営業への大丈夫ですか?は手の差し伸べではなく同情だと思っていた方がいいでしょう。少し大げさですが、このくらいの心境でないと、責任は負えません。

会社員の時の成功は会社の物、失敗も会社の責任で済んできたかもしれませんが、自営業は成功は自分の物、失敗も100%自己責任という事になります。

でも、実際は自営業同士のコミュニティが多く存在していて、国や地域だけでなくネットにまでその繋がりは広がっていて、自営業だからこその助け合い文化もあります。

モチベーションの維持が大変

自営業がどれだけ仕事をサボっていても怒ってくれる人はいません。「いつかやろう」と怠ける癖がある人が自営業になると、やらなければいけない事もおろそかになる危険性もあります。

自営業として必要な管理能力はお金の管理だけでなく体調管理や自己管理も必要になってきます。実は自営業を諦める人の多くはこの問題なのではないかと感じています。

社会的信用が低い

自営業になるとクレジットカードや住宅ローンの審査が通りにくいというのは本当の話です。なぜなら、金融機関も上記のデメリットをきちんと知っているからです。ちょっと考えてみてほしいのですが、あなたが審査する側の立場なら、自営業1年目の人に住宅ローンを通しますか?きっと答えはノーのはずです。

カード一枚を見てみても社会的な信用が低い結果になってしまいますが、きちんと利益を出して納税していく事で、会社員では通らないような審査にも通るのが自営業とも言えますね。

フリーランス(自営業)のメリット

税金の知識が嫌でも身につく

大変な確定申告や日々の記帳業務を行いながら、1年2年と自営業の経験を積んでいけば、嫌でも税金に対する知識が付きます。税金の知識は人生を生き抜く上で決して荷物にはなりません。自営業で培った税金の知識が楽しくなってしまい、資格を取得したりしている人もいます。

税金の知識がつけば、例えその後に会社員に戻ろうが、別の業種に移行しようが、必ず役に立ちます。

収入に上限がない

給与所得で雇用されている限り、稼げる額に限界は必ずあります。中小企業なのか上場企業なのか、差は結構あるかもしれませんが「給与相場」という物が完成しています。

反対に自営業の収入相場はピンキリです。例えば、会社員が大きな仕事を取った場合でも大半は会社の利益ですよね。でも、個人事業主が大きな仕事を取った場合では、自分の見積もり通りの利益を出す事ができます。

自営業の最大のメリットでもある、やった分だけ収入が増えるという事ですね。もちろん話はそんなに単純じゃないかもしれませんが、今の時代はネットで営業活動をする事もできます。

フリーランスに仕事を依頼したい人・フリーランスで仕事がほしい人が集まるならランサーズに登録しておくだけで収入源の確保はできるし、ネットショップを開業したくても売る物がないと悩んでいるならばココナラで自分のスキルを売ることもできます。自営業にとって、自分の得意分野で稼ぐフィールドは整っています

経費にできる物が多い

事業を営む上で必要な出費はほとんどが経費になります。書籍代や交通費等、一般的な経費に加えて、業種それぞれで必要な設備や知識は異なるものです。

例えば、WEB関連のブロガーやアフィリエイターの場合には、サーバーやドメインが必要になると思います。さらに、検証用として複数台のパソコンやタブレット、スマホがあった方がいい業種もあるでしょう。さらに、掲載要の素材の為に望遠機能のついた本格的なカメラも必要かもしれません。時には取材で遠方に出向く必要があるかもしれません。

と言うように、業種によって様々な物が収入を得るために必要ならば、経費となります。

自由が手に入る

自由というのは、好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に働くという時間的自由。さらに、精神的開放を意味する自由。金銭的開放を意味する自由。あらゆる面でとにかく自由です。

急に思いついた事をすぐに実行できますし、まさに「そうだ 京都、行こう」ができる毎日になります。三ヶ月ぶっ通しで働いて一ヶ月丸々休んでも問題ありません。

事業をどう成長させていくか?という考えと同時に、自分の人生をどうしていこうか?という設計も同時に行っていけます。

この自由に拍車をかけているのがインターネットの力です。例えば、パソコンが一台あれば、いつどこにいても仕事ができるのは当たり前ですが、クラウド会計で経理という自営業の一番の重荷が、いつどこでどの端末からでも利用できるようになりました。自営業史上一番の革命かもしれません。

赤字が繰り越せる

駆け出しの自営業や、収入が不安定な自営業には赤字の年もあるかもしれません。そんな時は国の制度で「繰越欠損金」を利用します。端的に言うと赤字金額を3年繰越せる制度です。

100万円の赤字の申告をした翌年に100万円の所得があったとしても相殺できるので、自営業の赤字はまさに「将来のための赤字」にもできます。こうしてあらゆる税金の知識が蓄積していくわけですね。

業種に縛られない

WEB関連の仕事をしている自営業が翌日からケーキ屋を開業しても問題ありません。物販小売をしている自営業が、仕入れのルートを確保できたら卸業者に転身するのにも、誰に許可を取る必要もありません。

「自分なら稼げる」と思いついた翌日から行動できるフットワークを手に入れられます。全てが自己責任というデメリットがあるからこそ、こういったメリットが生まれているという事ですよね。

開業届に記入する職業欄はメインの職業を記載しておこう!

フリーランス(自営業)とサラリーマンの違い

なぜ世間ではサラリーマン(会社員)が良いと言われているのか?それは間違いなく会社員の安定性の事を言っています。住宅ローンはおろかクレジットカードの審査程度でもその差があるのは明白です。

サラリーマンと自営業では金銭面から見ても、毎月一定の給与が受け取れるという安定性は会社員のメリットですね。しかし自営業では会社員よりも経費を使える場所が多いので、節税対策を行いやすいと言えます。

そして、保険制度では厚生年金と国民年金で大きな差があり、会社員の場合には半分を会社が負担してくれる上に将来受け取れる金額差も大きいので、大きなアドバンテージと言えます。規律に守られるというとサラリーマンメリットになりますが、何にも縛られないというとフリーランスメリットになりますので、おもしろいのですよね。

まとめ

今回は個人事業主になる前に知っておくべきメリットとデメリットをまとめてみました。私はWEB業界なので、ブロガーやアフィリエイターの自営業目線が強い結果にはなりましたが、本質がどんな業種でも同じです。

胸を張って自営業はおすすめです!と言わないのは、伴うリスクをきちんと理解してもらってからじゃないと、簡単には言えないからなのかもしれません。なぜなら、自営業メリットを最大限に活かして仕事をしている人もいれば、自営業のデメリットに翻弄されてしまっている人もいます。

だからこそ自分の望むもの、自分の将来、自分の生き方をきちんと考えて自営業を選択してほしいと思っています。

アイラブフリーランス!

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