自営業はふるさと納税の限度額に注意!

旦那(夫)が個人事業主として独立や起業する!注意点と準備リストまとめ

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旦那さん(夫)が突然「会社をやめてフリーランスになろうと思うんだ」と言い出した時。奥様(妻)の心配は金銭的な不安ではないですか?

個人事業主やフリーランスになるという事は自営業なので、保険や将来のライフプランも大きく変わります。子供が「海賊王に俺はなる」とはしゃいでいるのとはわけが違います。

特に堅実な奥様ならなおさらでしょう。旦那さんにため息が漏れてしまう気持ちもわからなくはありません・・・。が!私もフリーランスやってます。個人で事業の主をやってます。

旦那さんだけでなく家族の協力もあれば、きっと素晴らしい人生を送れます!(ごますり)その為に知っておくべき準備リストを作りました。

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私がフリーランスになって思っている本音

旦那さんの肩を持つわけではありませんが、10年以上フリーランスやっている私の本音は、「フリーランス最高」という事です。(真顔)

個人事業主はたしかに経理や税金の事など抱える物が増加したり、安定的な収入にならなかったり、大変な事も多いです。仕事の責任も全て自分が背負います。誰も助けてくれません。

そんなに大変だったら年々個人事業主の人口は減っているはずですよね。でも、これからの時代はフリーランスはもっと増えると確信しています。

大変が増える以上に「働き方の自由」を手に入れたり、「家族との時間」が確保できたり、お金じゃ買えないメリットが個人事業主には詰まっているのですから。(遠い目)

・・・はい。

旦那さんの肩を持つパートはこの辺にして、いよいよ現実に戻りましょう。

無収入で1年耐えられる貯金があるのか?

自営業になって暫くの間「無収入」だったとしても、1年間は普通に生活できる水準の貯金があれば問題なく事業に集中できるでしょう。

もちろん、無一文で独立して順風満帆というケースもあるでしょうが、そうならなかった時を想定する事が重要です。百歩譲っても半年分の貯蓄があった方がいいですね。

事業の心配とお金の心配が重なってしまうと、うまくいく事もうまくいかないなんていう事態もあります。貯金は奥様や家族の為でもありますが、一番は旦那さんの為なのです。

そこでまず行いたい事は以下です。

  • 現在の貯蓄総額
  • 1ヶ月に必要な生活費

まずは、足元をきちんと見つめ直して、現状を完全に理解する事です。

万が一仕事なない期間が生まれたら

「仕事がない」という期間は、旦那さんだけでなく家族も不安に感じる期間です。個人事業を優先するか、他の打つ手を探すか?というタイミングを間違えないように、貯金に余力がある内に、次の一手を検討しないといけません。

でも、今の時代はフリーランスには本当にありがたい時代なのです。

色々な手段が残されています。最初からフリーランスが、失敗を想定するのは嫌かもしれませんが、必ず「もしもの時」を想定したプランニングをしておくと、心の余裕が違います。

私の場合は、不安を取り除く為、そして大きく稼ぐ為、「レバテックフリーランス」にはどれだけ助けられたかわかりません。旦那さんの個人事業の業種に沿ったこういったサービスがないかを事前に確認いておく事も重要です。

社会的信用が必要な審査ありの契約をやっておく!

もうこれは、本当に苦労する事として有名ですが、フリーランスや個人事業主になってしばらくは、審査がある契約は落ちる可能性が激高状態に突入します。これは個人事業主になってある程度の年収だとしても、継続年数だけで審査に通らないという事があるので、どうしても避けられない問題なのです。

必ず注意しておきたい項目は以下です。

  • 住宅ローン
  • クレジットカード

どちらも個人事業主になると審査が中々通らない物なので、会社員の時に審査を通してしまう事が一番良いでしょう。

住宅ローンの予定はないか?

住宅ローンの場合は、新規借り入れだけでなく、住宅ローン借り換えも対象になります。

まだ会社員の場合なら、勤め先との提携銀行の住宅ローンなら優遇金利で借りられる事もあるので、個人事業主になる前に必ず見直しておきたい意外と重要なポイントになっています。

住宅ローンの審査で重要視される「継続的かつ安定的」と認められるには何年も掛かりますので、注意が必要です。これが現実です。はい。

クレジットカードは作成してあるか?

クレジットカードの審査も同じく安定的な収入があるか?という部分で審査される物なので、年収がある程度あっても、審査に落ちてしまったというフリーランスも少なくありません。

私も駆け出しフリーランスの時にどうしても事業用にクレジットカードが必要になって欲しかったのですが、目当てのクレジットカードはしっかり審査に落とされてしまいました。

そして、フリーランスになるとどうしてもクレジットカードの必要性に迫られる事が増えてきます。生活用と事業用で最低でも2枚は必須ですし、VISAだけでなくサブカードも欲しい!という時もありますし。

フリーランスになると保険と年金が変わる

ここからは人生設計やライフプランに影響するのはもちろんですが、毎年の支払い金額にも影響する自営業のリアルな部分です。

国民健康保険に変わる

会社員時代の社会保険は半分を会社が負担してくれて、保障が手厚い物だったかもしれませんが、個人事業主になると国民健康保険料に変わって、全額が自己負担となるのでほとんどの場合で超高くなる傾向があります。

さらに、国民健康保険になると、出産手当金などの手当金は支給されません。まだ現状で社会保険に加入している場合には、自分に合った給付金が受け取れるかを確認しておきましょう。

国民年金に変わる

奥様にとっても結構大きな不安材料になりそうなのが、厚生年金から国民年金に変わる事ではないでしょうか?これはもう自営業になる宿命のように世の中では認知されていますよね。

厚生年金の内訳は(国民年金+厚生年金)で構成されていて、負担額は大きいですが、会社と折半で負担を小さくできる最大のメリットがあったのです。

自営業(フリーランス・個人事業主)になると全額自己負担は当たり前だとしても、基礎年金分の最低部分しか保障が付かない状況になります。

では、どうするのかというと、自分で任意で保障を厚くする備えが必要になります。

  • 国民年金基金 or 付加年金
  • 確定拠出年金(iDeCo)
  • 小規模共済

掛け金が全額控除になり、受け取る時も税制優遇が認められている制度で注目されているのはイデコですね。

自営業になるという事はこういった保障も全て自分で決定していくという事になります。

遺族年金の扱いも変わる

遺族年金は遺された家族が生活するために支給される年金ですが、厚生年金と国民年金では大きく違います。大きく違うなんて言葉では生ぬるいほど違います

国民年金と厚生年金の違い
国民年金
(遺族国民年金)
遺族に18歳未満の子がいる場合のみ満18歳で打ち切り。
子のない夫婦間での給付はなし。
厚生年金
(遺族厚生年金)
遺族基礎年金の支給。
加えて、死亡した世帯主の厚生年金保険料に応じた金額。
子が18歳を過ぎても条件を満たせば「中高年寡婦加算」などの年金制度あり。
老齢基礎年金を受け取る年齢まで継続。

この差を個人事業主が埋めるには生命保険への加入など、将来を備えた計画が必要になるのです。

会計業務や税金に関する知識はあるか?

個人事業主になると一番最初の関門が確定申告です。もちろん青色申告を選択する事になるでしょうから、複式簿記の知識や日々の会計をきちんと行う義務が生まれます。

例えば、最初から税理士を雇ってしまうケースなら問題はありませんが、初めての確定申告を自分で行うという場合には、多少の知識は絶対に必要になります。

私が引っ越す前に初めて出会った税理士さんは、税理士の管轄を超えて、自営業の節税や優遇や控除といったお得なメリットを色々教えてくれる方でした。良い税理士さんとの出会いがあったからこんなブログを書けるまでになったと思っています。何もかもわからないという時こそ税理士が存在するのですよ。

もしも自分で確定申告まで行いたい。もしくは、今後を見据えて決算書の作成ぐらいはできるようになっておきたい。という場合には今の時代は恵まれています。半分自動で会計を行ってくれるクラウド会計が揃っています。

完全に初心者向けから、簿記を理解している人向けまで多種多様なので、自分にあったサービスを選べば自然と会計の本質を覚えていけると思います。

フリーランスは大変そうだけど会社員なら安心なの?

ここまでフリーランスや自営業の大変さが露呈してきましたが、じゃあ会社員なら本当に安心なのか?という事も忘れないであげて下さい。奥様の考えている安定や安心も今の時代では確実ではありません

旦那さんが会社に定年まで勤めてくれれば手厚い保障はもちろん、日々の安定はある程度約束されるかもしれません。でも、会社から事業縮小に対するリストラや、大きな会社の倒産も珍しくありません。

旦那さんがフリーランスとして5年後どうなっているか、隣で応援する人生も悪くないと思います。(旦那さん頑張れ派の意見)

さらに、社会はどんどん働き方の改革が進んでいます。副業や複業という流れになっていて、会社一社に勤め上げるという文化自体が崩れてきています。

副業可能な企業
ロート製薬 国内1500人の社員を複業制度導入。
リクルート 申請制度かつ本業と競合しない範囲内で副業を認めると発表。
ヤフー株式会社 事前に申請をすれば副業も可能に。
株式会社メルカリ 副業を推奨すると発表。

たしかにフリーランスは社会保障に不安が残るかもしれません。でも、これからの時代の主人公はもしかしたらフリーランスなのだと思いませんか?(やや白目)

独立のプランに他人が関わる場合は注意

個人事業として起業する上で考えられる独立プランとしては以下があります。

  • 一人で起業
  • 友人や仲間と起業
  • 奥様と一緒に起業
  • 誰かを雇って起業

それぞれの独立プランについて私が色々なケースを見てきて率直に思う事(デメリット)をまとめてみたいと思います。

もちろんメリットも沢山ありますが、今回のテーマは注意点なのでネガティブな部分に焦点を当てます。

一人で起業する場合のデメリット

会社がなくなって、自営業になると責任やプレッシャーがあっても自分で抱え込むしかなくなります。仕事で失敗した時や自分の考えの甘さに直面した時に、乗り越える精神力だって大事になります。

モチベーションを維持してお金を稼ぐという行為は体力も使いますので、本当に覚悟はあるの?ファイナルアンサー?という所まで突き詰めて考えておいても良いほどです。

友人や仲間と起業するデメリット

最悪のパターンです。仲間の間に上下関係がきちんとしていれば良いのですが、一緒に起業というようにどちらも重要な役割で起業すれば成功するのは至難の業でしょう。

どちらかに負担が大きくなっただけでも険悪ムードになり、報酬の取り分で険悪ムードになり、家庭環境の違いが理解できないだけで険悪ムードになるでしょう。

仲間とお金と家族。そのバランスをそれぞれ保つ事がどれだけ神経を使う事かをもう一度考えておいた方が良いと思います。

妻と一緒に起業するデメリット

夫婦であり仕事のパートナーになると、夫婦喧嘩にプラスして業務上の喧嘩が発生します。プライベートな喧嘩の後に割り切って仕事の話しをしないといけない場面も多いでしょう。

その環境で夫婦生活を健全に保てるかという部分をよく考えてみて下さい。旦那さんは最初は「手伝ってくれてありがとう」という純粋な気持ちでも年々「自分の部下」という目線も持ち始めるかもしれません。

あっ。いえいえ。あなたの旦那さんは決してそんな人だと思っていませんが、そういうケースがあるというですね・・・。ええ。(白目)

誰かを雇って起業するデメリット

誰かを雇うということは、少なからずリスクです。例えば、「やっぱり会社員に戻ります」はそう簡単にはできなくなります。それに、自分のお給料がなくても従業員の給料は必ず支払うのは当たり前です。

すでに軌道に載り始めている事業の場合ならばそこまで考える必要はありませんが、起業する事業内容に「雇用」を織り込んでいるならば今一度検討してみるのもいいかもしれませんね。

自宅が事務所の場合の注意点

フリーランスの業務内容によっては自宅が事務所兼用になる方もいると思います。事務所にすると、時として所在地を公開しないといけない場面があります。

それが多くの人の目に触れる物だった場合には、旦那さんだけでなく家族にもプライバーのリスクが生まれる事になります。そしてそれは、個人事業主としての名刺を作成する時から始まっている問題なのです。

こういった問題は、事業を開始する前にきちんと計画しておく必要があるので、旦那さんが名刺やホームページを持つ時にはきちんと家族会議をしておくべき項目です。

まとめ

今回は「旦那が個人事業主として独立や起業する時の注意点」をまとめてみました。

かなり色々な角度から考えてみた結果なので、検討しなければいけない問題が多いように感じるかもしれませんね。

今回の総括です。

  • フリーランスは最高
  • フリーランスになる前に貯金はしておこう
  • 会社員時代に審査のある契約を済ませておこう
  • 保険や年金がどう変わるのか把握しておこう
  • 会計知識を少しでも勉強しておこう
  • 会社員のままでもリスクはある
  • 誰かと起業するならデメリットを知っておく
  • 家族のプライバシーを守ろう

という結果になりました。

最初は役所関係の手続きで大変な時期かもしれませんが、奥様目線でこういった注意点にそっと手を貸してあげると夫婦円満の相が強くなりますよ!

アイラブフリーランス!

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